2006年5月3日水曜日

アメリカ世界一の原点

横田早紀江さんがアメリカ訪問で残した大きな成果、それはブッシュ大統領との会見だったと私は思っています。
その報道を目にし、横田さんの人間性の素晴らしさと敏感に世の中の変化を感じて旬な問題を最優先に取り上げるアメリカの凄さを垣間見た気がします。



「人間にとって一番大事な人権について話ができないほど、私は忙しくない」と言ってのけたブッシュのアメリカントークにも、ある意味アメリカの凄さを感じたのは私だけではないでしょう。



大陸民族はある意味狩猟民族、絶えず猟をし、獲物を奪って生活してきた歴史から、強いものが勝ち残り新しい変化に対応して生き抜いてきました。
一方で島国日本は、農耕民族でその土地に定着して周りと調和を取りながら生き抜いてきました。
その辺の思考パターンの違いでしょうか、日本には新しいものをすぐに取り入れる習慣は根付いていません。
吟味し、吟味してそれでも採用しない。
石橋を叩いても渡らないのです。



一方のアメリカは狩猟民族なので絶えず戦い、問題も絶えず発生します。
その時に戦いの結果どうしたらよいかを学び、すぐに勝ち残るための仕組みを変える努力をしています。
即変化し、結果が良くなければまた良い方向へ向けての変化をしていきます。
つまり、本音と立前の戦いを絶えずしている訳です。



私が今年の1月にニューヨークの不動産事情視察に行った際に勉強してきたことですが、アメリカには差別に対する非常に厳しい法律が存在します。
何でこのような法律が出来たかというと、人道的に許せない差別が存在したからに他なりません。
21世紀の現代でも、立前の部分では差別はしてはいけない法律があるので表面上は有りません。
しかし、本音の部分では差別は未だに根深く存在しているのも事実です。



だから問題が起こる度に、世論の注目が高まる度に、法律からして変えていく努力がなされてきました。



今回の横田早紀江さんとブッシュ大統領が面会できたのも、変えるべき時に変えるべき事を即実行するアメリカのパワーが見えた気がします。



我々日本人も、「持ち帰って検討します」といった日本人独特の「まま・・・さささ・・・」体質をそろそろ変えていく時期に来たのではないでしょうか?



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