2006年9月20日水曜日

基準地価16年ぶりに上昇

国土交通省は19日付で、7月1日時点の都道府県地価(基準地価)を公表しました。
春先の公示価格と同じく、3大都市圏では活発な不動産投資に後押しされる形での上昇のようです。

3大都市圏平均では住宅地で0.4%、商業地で3.6%と商業地での上昇が目立つのは実需の動きと言うよりは投機的な動きによる価格上昇と見た方が良さそうです。
特に東京圏では住宅地0.7%、商業地3.9%と都心部ほど投機的な動きが活発なのが解ります。

バブル崩壊後、16年も待ってやっと上昇に転じたのですが、単純には喜べない背景がありそうです。

全国平均で見た場合には、住宅地が2.3%、商業地が2.1%とそれぞれにおいてまだまだ下落が止まっていません。

バブル崩壊時点を100として現在と比べた場合、住宅地で65.5、商業地で39とのことですので、如何にバブルが凄まじかったかがよく解ります。

現在も東京都心部の一等地では投機的な動きでミニバブルが起きかかっているようですが、ただ儲かればよいと言うだけで市場を荒らすのは、あまり好ましい現象ではないと思うのは私だけではないでしょう。



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